ワーママ薬剤師の、ちょっと笑えてちょっとしんどい毎日
薬局で働く薬剤師のみなさん、今日も仕事中、つい「ママ」でちゃってますか?笑
ある日、患者さんに薬を渡しながら
「痛み止めを飲むと胃がイテテになるので…」と声をかけてしまいました。
……完全に、子どもに言うときの口調!笑
おじさんを子供あつかいしてしまいました。
仕事と育児、毎日スイッチを切り替えている“つもり”でも、
ふとした瞬間に「ママ」が顔を出します。
今回はそんなワーママ薬剤師ならではの、
ちょっと笑えて、ちょっと疲れる、あるある話をお届けします!
■「今日は暇ですね」が混雑のフラグ
「今日は落ち着いてますね〜」
そんな一言を発した直後、なぜか患者さんが列をなして薬局に入ってくる。
本当に入ってくるんです!笑
ふと気づけば、調剤室は一気に戦場モード。
この言葉、もはや天に聞かれてるとしか思えません。
この現象、家でもよくあって。
子どもたちが静かに遊んでるな〜と思ってキッチンへ向かった瞬間、
「ママ〜だっこ〜!」とやってくる。
なぜ、今なのか。なぜ、何かを始めようとした瞬間にやってくるのか。
薬局のフラグも、子どものフラグも、
神様がタイミング設定してるんじゃないかと本気で思ってます。笑
■一包化の監査でゲシュタルト崩壊
一包化とは、複数の薬を飲むタイミングごとに一包にまとめる方法のこと。
朝・昼・夕などに分けておくことで、服薬しやすくなるというメリットがあります。
その分、調剤側の確認作業(監査)はとても重要。
薬の用法・用量だけでなく、一包ごとに正しい薬が入っているかを、
錠剤の刻印を見ながら確認していきます。
でもこれ、たとえば「35日分の朝の薬」を延々と見続けていると——
「あれ?さっき見た?」「私は今何を数えているの?」
……完全にゲシュタルト崩壊です。笑
この“思考の崩壊”、育児中にも起こりがちです。
我が家には、小学生の長女と保育園児の次女がいて、
それぞれの持ち物がとにかく複雑。
長女の図工セットに、次女の七夕飾りや親子制作物…。
「あれ?何をいつまで?トイレットペーパーの芯?ケチャップの容器?」
毎日、“持ち物クイズ”を解いてるような感覚です。
どちらも、ちゃんと見てるはずなのに思考が崩壊する瞬間、そっくりです。
■「Payのアレです」で押し切る日
薬局が混んでいて、気持ちもせかせかしていたある日。
「この患者さんの会計が終わったら、監査に戻って…」
と頭の中がフル回転していたその時。
キャッシュレス決済の控えを渡しながら、
「こちら……ペイのアレですね」
と、自分でも意味不明なセリフを言っていました。笑
PayPay?楽天ペイ?d払い?
頭の中で「ペイ」が渋滞して、何もでてこない!?
しかも“アレ”って何!?って、自分でツッコミ入れました。
家でもよくあります。
「ママ〜、ハサミどこ?」
「えーと、ほらあそこだよ、あそこ…………カ、カウンターのうえ!」
気が急いてる時ほど、肝心な言葉が出てこない不思議。
ママって、考えることが多すぎですよね。ほんとに。
■まとめ:笑える日常が、エネルギーになる
薬剤師として真面目に働いてるつもりでも、
ふとした瞬間に「ママ」が顔を出す。
薬剤師として働くことと子育てを両立することは本当に大変ですが、
育児をしている私と仕事をしている私は別物なんかじゃなくてつながっているんだなと思います。
でも、だからこそ面白くて、
その時はしんどくても少し経つと笑い話になっている。
薬局でも、家でもがんばるあなたに。
「私も同じだよ〜!」とそっと届けたい、
クスッと笑えてちょっと気がラクになる、そんな日常のひとコマでした。